指標とは?
トレードを行う上で「指標」を指すものは「経済指標」や「インジケーター」のことです
今回は経済指標についてのお話です
経済指標はほぼ毎日世界各国で発表されます
さほど関係のないものや暴落や高騰を引き起こすものまでいろいろとあります
こちらの下記URLから毎日の指標を確認できますのでブックマークしておくのがいいと思います
経済指標の種類
特に重要な経済指標は特に以下の5つ
・金利に関する指標(政策金利)
・貿易に関する指標(貿易赤字)
・景気に関する指標(GDP、景況感調査、消費動向)
・雇用に関する指標(雇用統計)
・物価に関する指標(物価上昇率)
経済指標には、前回値、今回予想値、今回発表値の3つがあり、
マーケットで重視されるのは「今回発表値と今回予想値の差(違い)」です。
また、相場が逆に動いた場合は、その方向が現時点のトレンドとも考えられます。
ポイント
・発表値と予想値の差が大きい → 相場は動くことが多い
・発表値と予想値の差が小さい → 相場は動かないことが多い
キリ番って?
トレードにおけるキリ番は、110.00や113.00などキリの良い価格の事をキリ番といいます
マーケット参加者が取引において非常に重要視されている価格です
ダブルオー「00」ともいいます。
心理的な側面
マーケット参加者が
「111円になったら損切りしよう」
とか
「111円になったら利確しよう」
などキリの良い数字は意識が集中しやすいです
よっぽどの根拠がない限り、「111.13で損切りしよう」とかにはなりませんよね?
100円台と90円台の節目の99.9~100.00などは目線が集中しやすいです
90円台と100円台ではイメージが全く違いますよね
時間にも注意
ロンドン市場、ニューヨーク市場、東京市場が3大市場といわれます。
その中でもロンドン(欧州)市場が最大の取引高を誇ります。
東京市場は日本時間でいうところの9時から15時まで。
ロンドンは17時から午前1時まで。
NY市場は21時30分から6時まで。
(欧州、NYは、サマータイム制を導入しているので、冬時間は1時間遅れます)
大きくわけてこの3つですが、他にも早朝時間のオセアニア(ニュージーランド、オーストラリア)や、
東京市場より少し遅めの時間に、香港や、シンガポールの市場も始まります。
節目時間は避ける
節目時間は避けた方が無難です
例えば9:00とか17:00とかですね
特に仲値を決める9:55~10:00はエントリーを控えましょう
不規則な動きをするところはエントリーしない
ウォーレンバフェットさんも言ってますが「分からない」ものに投資をしてはいけないという事です
マーケットオープンの前後10分〜20分は避ける
東京市場であれば9時
ロンドン市場は16時(冬時間は17時)
ニューヨーク市場は21時(冬時間は22時)
冬時間は11月の第1日曜日午前2時から3月の第2日曜日午前2時
それ以外は夏時間
市場が不安定になりやすいので、慣れるまでは避けた方が良いです
※その時の状況にもよります
ファンダメンタルズ分析
まず初めにファンダメンタルズとは、
国や企業などの経済状態などを表す指標のことです
「経済の基礎的条件」という風に訳されます。
国や地域などの場合、
物価上昇率、経済成長率、財政収支などがこれに当たります、
企業の場合は、売上高や利益といった資産、業績、負債などの財務状況が挙げられます。
ファンダメンタルズをもとに株価や為替の値動きを予測することをファンダメンタルズ分析といいます
ファンダメンタルズ分析だけで勝てるのか?
答えはNOです。
なぜなら、個人投資家(トレーダー)が得られる情報量は為替ディーラーと比較すると圧倒的に少ないからです
かといって、全く使わないというわけではなく、全体像の把握や指標発表の前後などはエントリーを避けるなど、基本的には回避としての使い方をしています
長期トレードになればなるほどファンダメンタルズ分析の比重は重くなっていきます
なので個人投資家はデイトレードやスキャルピングなどの短期取引で戦い、テクニカル分析を中心にトレードをしていけばいいだけの事です
短期取引のほうが突発的な出来事の影響を受けづらく、リスクを回避、あるいは最小限に抑えることができます