投資と聞くとどのような種類があるか知っていますか?すぐ思いつくのは投資信託や株式などだと思います。本記事では代表的な投資商品11個とその中から初心者におすすめの投資商品を紹介します。
代表的な投資商品11選
投資商品の中でも銀行で取り扱いをしている商品、取り扱いをしていない商品がありますので2種類に分けて紹介します。
〇銀行で取り扱いあり
①国債
⇒国債は国が資金調達のために発行する債券のことです。債券とは利子や返済する期間(償還日)、返済する額(償還金額)などが決められています。国債を購入すると定期的に利子が支払われ、原則満期になれば元本が返ってくる仕組みです。日本が発行している日本債券以外にも外国が発行している外国債券もあります。
②外貨預金
⇒日本円を米ドルなどに換えて預金することです。出し入れ自由の普通預金と、1か月~3年といった満期期間の異なる定期預金があります。預金であるため、預け入れの期間に応じて利息が付きますがこの利息は通貨発行国の金利水準が反映されるので日本国内の定期預金よりも高い金利を得られます。また、資産の分散という観点でも外貨預金は有用です。
また、預け入れ時と払い出し時に為替変動の影響を受けることも特徴です。預入時より『円安』になれば利益を得ることができますが、逆に『円高』になると預け入れたお金よりも下回り損失が発生する仕組みです。
③投資信託
⇒投資信託は、投資家の代わりに運用会社が資産運用を行います。たくさんの投資家から資金を集めそれをもとに運用するので大きな資産規模となり、さまざまな対象に分散投資できます。ひとつの資産だけに投資すると、投資先の業績や景気によって受ける影響が大きくなりますが、投資先を分散することでリスクの分散ができます。少額から分散投資できるのも魅力の1つです。
④REIT(不動産投資信託)
⇒REIT(リート)は、投資家から集めたお金をファンドマネージャーが不動産投資を行いそこから得られた家賃や不動産の売買収益を投資者に配当する投資商品。間接的に様々な不動産のオーナーになります。比較的安定した配当、流動性に優れており換金が容易、プロが代わりに運用するので手間がかからないといったメリットが魅力。
〇銀行で取り扱いなし
⑤FX(外国為替証拠金取引)
⇒FX(Foreign Exchange)は通貨と通貨を交換する取引することです。ある国の通貨(お金)を別の国の通貨に交換することで、日本でFXは「外国為替証拠金取引」とも呼ばれています。取引額の一部に相当する証拠金を預けることにより「外国為替」を行うことができるのが特徴です。これは、少額で大きな取引ができることを意味しており、レバレッジ効果といいます。
※FXは金融商品取引法に守られた金融商品であり、金融庁による厳しい審査を通過し登録を受けた業者でなければFXサービスを提供することはできません。
⑥株式投資
⇒企業が資金調達のために発行する株式を売買し、その差額利益を期待する投資方法です。株価は、企業の業績や景気状況、各投資家の売買状況(需要と供給)などの影響を受けて常に変動しています。年に数回株式を保有していると配当金が配られる株もあり、配当金や株主優待を得るインカムゲインも期待できます。
⑦暗号資産(仮想通貨)
⇒仮想通貨(virtual currency)は、デジタル通貨のうち、ネットワーク上で電子的な決済の手段として広く流通している。代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。利用者の需給関係などのさまざまな要因によって、暗号資産の価格が大きく変動する傾向にある点には注意が必要です。
⑧ETF(上場投資信託)
⇒ETF(Exchange Traded Funds)は、投資信託のうち、証券取引所に上場しているものを指します。株式と同様に証券取引所を通じて売買取引できることが特徴です。なお、ETFでは上場しているもののみが対象であるため、一般的な投資信託と比較すると商品数や種類が少ないという特徴もあります。
⑨個人向け社債
⇒社債とは企業が投資家から資金を募る際に発行する有価証券のことです。国債のように、債券上に償還日や利払日、利率などが明記されています。企業が投資家から資金を募るということで株式投資と似ていますが社債には発行した企業には返還の義務を課す点が違いとしてあげられます。
⑩金
⇒金の取引は米ドルで行われており、日本国内での金価格は米ドルの為替相場の変化に応じて上下します。金は世界情勢の変化に強いことが特長です。また、「有事の金」とも呼ばれ、株安などが起きると、安全資産として金を買う人が増えるといわれています。金は世界共通の価値で扱われるというのが特徴です。
⑪不動産投資
⇒利益を得ることを期待して土地やアパートなどに投資をする方法です。物件の価値が上がることを予見して購入し、価値が上がったら売却することで利益を上げます。また、購入した不動産を貸して家賃収入を得ることもできます。ただ、購入金額が大きいため手が出しにくい投資方法です。
初心者におすすめの投資商品
〇投資信託
投資信託とは投資家の代わりに運用会社が資産運用を行うものです。国内外の株式・債券・不動産などに「分散投資」する仕組みのため、少額投資・分散投資でき、投資の知識が浅くても基本的に任せることができる。
〇個人向け国債
堅実に始めることのできる投資方法。個人向け国債は1万円から購入でき初心者におすすめです。満期3年(固定金利)、5年(固定金利)、10年(変動金利)の3タイプから選択できます。タイプによって金利の設定方法は異なりますが、どのタイプでも年2回利子を受け取ることが可能です。
〇外貨預金
基本的に銀行預金と変わらないため外貨預金もおすすめ。外貨預金は円安になれば大きな利益を期待できる一方で、円高になると元本割れのリスクもあります。
〇ETF
いくつかの金融商品(株など)が組み合わさってできているものが多く、様々な投資対象を一括で取引できるため、自動的に分散投資を行うことができます。信託報酬が安く設定されており、銘柄も選びやすいといったメリットもあります。
まとめ
今回は代表的な投資商品について紹介してきましたがやってみたいなと思った投資商品は見つかったでしょうか?長期的な目線で選んでいくと自分にあった投資が見つかるかと思います。ぜひこれらを参考にして資産形成をしていきましょう!
製作:Cafa
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