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積み立てNISAって知ってる?-NISAその2

積立NISA

NISAその1では、3種類のNISAについて簡単に説明しました。

今回はその中で、積み立てNISAが中心の話となっています。

積み立てNISAって?

・年間400,000円までの投資が非課税

⇒積み立てNISAは2018年にスタートした制度です。2037年までの20年間にわたって、年間40万円までの投資で得られた利益を非課税にできます。積み立てNISAで投資できるのは、金融庁の一定基準を満たした投資信託・.ETF(上場投資信託)。長期間積み立てと分散投資ができる商品のみです。

金融庁の基準を満たしたから必ず将来的に値上がりするとは限りません。しかし、手数料が安くてシンプルな商品が多く、資産を堅実に増やすのに向いています。

積み立てNISAは、自分で指定した金額が指定した日に自動的に引き落としになり、継続して積み立て投資が行われています。一度設定すれば、自動的にコツコツ積み立てていけるので、忙しい方でも大丈夫です。積み立てる日を給与振り込み日の翌日などに指定していれば、口座にお金がなくて引き落とせないということもなくなります。

積み立て投資のメリットとして、どんな局面だとしても、感情に左右されることなく、淡々と買い付ける効果があります。投資タイミングを自分で判断する必要もないです。積み立てNISAは手間の面でも、心理的な面でも楽で初心者にもやさしいそんな投資です。

長期投資向け

積み立てNISAは長期的な投資にぴったりと言われています。それはドルコスト平均法を活用できることに起因します。

・ドルコスト平均法

値動きのある商品を定期的に一定額ずつ購入すると、価格が高い時には少ししか買えず、価格が安い時にはたくさん買えます。この購入方法を「ドルコスト平均法」といいます。これを利用すると、平均購入価格を抑えることができ、価格が大きく上がらなくても利益が出せる可能性が増します。もし、商品が一方的に値上がりするなら、最初にまとめて購入したほうが利益は大きくなりますが、そうなるかどうかについては事前にはわかりません。商品の価格は上下するため、値上がりしたときに利益が大きくなるように準備をしておくことが大切です。

このドルコスト平均法を活用できることが積み立てNISAの強みと言えます。

制限について

積み立てNISAは20歳以上という年齢制限があるものの、利用できる年齢の上限はありません。また、積み立てNISAには引き出し制限がなく、資産をいつでも引き出すことが可能となっています。つまり、投資したお金が固定されていないため、急にお金が必要になったときにも対応できます。

購入商品について

投資初心者におすすめとされる投資商品が投資信託です。投資信託は、投資家から集めたお金を専門家が代わりに運用する商品のことです。運用で利益が出れば利益の一部が受け取れますが、損失が出れば元本割れする可能性もあります。

積み立てNISAでは、投資信託で運用を行います。投資信託のメリットは、一本で分散投資の効果を得ることができることです。一本の投資信託は数十、数百以上の商品を組み入れています。そうすることで、仮にどれかが値下がりしてしまったとしても、他のどれかが値上がりすることでカバーしています。これは、商品の値動きとうまく付き合うための重要な考え方となっています。

資産形成に

積み立てNISAで買うことのできる商品は、金融庁の定める基準を満たし、届け出が行われたもののみです。積み立てNISAでは、長期・分散・積み立て投資によって、資産形成の役に立つと考えられる商品を買うことができます。投資先があらかじめ長期・分散・積み立て投資に適したものに絞られていることから初心者でも選びやすいものとなっています。

・積み立てNISAで購入できる商品の基本要件

〇信託期間が無期限、もしくは20年以上

〇毎月分配型ではないこと

〇複数の銘柄の有価証券や複数の種類の特定資産に分散

〇長期分散投資に適した株式や投資信託

〇金融庁への届け出

積み立てNISAの活用方法

この積み立てNISAは投資金額が多いほうがメリットが大きいというのが特徴です。

積み立てNISAは100円から利用することができる金融機関もあり、投資初心者で投資を試しにやってみたいという方でも気軽に始めることができます。しかし、お金を増やしたいのなら、できるだけ多くの資金で投資をしたほうがよいです。

仮に、毎月1000円、毎月5000円、毎月一万ずつ、二十年間投資を続け、年利4%の利益が得られたとします。毎月1,000円の場合に比べて、投資金額が5倍、10倍になれば当然、うけとることのできる額も5倍、10倍になります。さらに、積み立てNISAでは、運用益が非課税となっています。この非課税になる金額も、運用益が多いほど多くなります。

でも、積立金額が多いほうがいいと言われてもいきなり資金を準備できないという方もいると思います。積み立てNISAは堅実な投資ですが元本割れのリスクも当然起こりえます。そのため、スタートするなら無理のない金額からスタートして、慣れてきたころに少しずつ積立金額を増やしていき、目標額まで行くというのがおすすめです。

また、目標金額がはっきりしている人に関しては、金融庁の資産運用シミュレーションというものがあるおでこちらで、積立期間・想定利回り(年率)・目標金額を入力すると運用成果がグラフで表示され(毎月必要な積立金額など)可視化されるのでお勧めです。

リスクに関して

積み立てNISAは堅実な投資ではあるのですが投資ですのでリスクも存在します。このリスクについて紹介します。

このリスクというのは言葉の通り『危険性』をあらわすものではありません。投資の世界におけるリスクというのは、「投資のリターンのブレ幅」という意味があります。お金が増えたり減ったりする可能性、と表現することもあります。

一方、銀行での預金はリスクがほとんどありません。ですが、減らない代わりに大きく増えるということもありません。投資にはリスクがあります。しかし、これから自分でお金を増やしていきたい。そう思うのなら、リスクのある商品の力が必要となってきます。

そこで大事な考え方が長期投資です。

長期投資

積み立てNISAで長期・分散・積み立て投資をすると、値下がりのリスクを減らし、堅実に利益を得ることが期待できます。金融庁の「つみたてNISA早わかりガイドブック」によると、複数資産に分散して100万円投資したとき、保有期間5年と20年で、収益率がどう変わるかというシミュレーションがあります。それによると、5年間の場合では、元本割れになっているケースもありますが20年の場合はマイナスがなくなり、年率2から8パーセントの収益を得られています。つまり、長期投資には値下がりのリスクを抑える効果があるということです。

投資の利益の種類

投資信託や株式に投資した際に得られる利益には、大きく分けて3つあります。

1つめは、値上がり益(キャピタルゲイン)です。投資信託の値段や株価は日々の取引で上下に変動しています。そのため、売るときに買った時よりも値上がりしていたら、買った時と売った時の差額分の金額が利益となります。

2つめは、分配金(投資信託)・配当金(株式)です。これらは、買った会社の投資や事業がうまくいったときに、投資家に還元される分け前のようなものです。

3つめは、株式投資限定の利益、株主優待です。これは自社製品の詰め合わせや金券などが株主に贈られます。日本の上場企業の約1500社がこの株主優待を導入しています。実施していない場合もあるので優待狙いなら事前に確認が必要となります。

これら3つの利益、NISAを利用していれば、値上がり益も分配金も配当金も非課税にすることができます。税金が引かれないのでその分利益が増えて次の投資にどんどん繋いでいくことができ非常に効率がいいです。

まとめ

今回は、積み立てNISAの特色、リスク、収益の種類についてでしたが積み立てNISAについてなんとなくでも理解できたでしょうか?その3ではNISAの非課税枠、NISAの落とし穴についてです。これから各NISAについて続きますがきちんと理解をして上手く制度を活用していきましょう!

製作:Cafa

 

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