iDeCoを長く続けるほどいいらしい。ということでそれが本当なのか、なんで増えるのかについて調べてみました。
複利効果でお金が増える
iDeCoで得た利益というのは、そのまま運用に回されます。その場合、投資の元手は、掛け金とともにどんどんと増えていきます。運用益を積立金に組み入れ、利息が利息を生んで増える効果を「複利効果」といい、投資期間が長くなるほど影響が大きくなっていきます。
たとえば、毎月1万円の積立を30年間続けるとします。そうすると元本は360万円になります。このとき、年3%で運用することができたと仮定すると...単利(元本にしか利息が付かない)とすると522万円にしかならないのに対し、複利では582万円になります。長い目で見ていくと単利と複利の差は60万円の差になります。
〇20年間で資産が2.2倍になることも....
2000年6月から2020年5月までの20年間、S&P500と同じ値動きをする投資信託を利用し月1万円ずつ積み立てたとき、積み立てた元本は240万円になります。それに対して、資産の総額は531万円ほどになるとされています。20年間でおよそ2.2倍にも増えたという計算になります。
S&P500:米国株式市場の動向を示す代表的な株価指数の一つ。アメリカの主要な企業の500社の時価総額を基に計算される。S&P500に投資するとこれらの500社に分散投資するのと同じ効果を得られる。
仮にこれをiDeCoで運用していたとなるとこの20年間の掛け金はすべて所得控除になるので所得税や住民税は安くなり、運用益に対しても課税はないです。そのためうけとるときも優遇があります。
このような優遇措置もあるためiDeCoは運用利益も魅力的ですが利益に加えてお得になります。
iDeCoは長く続けるほどメリットがありますね。