人生は常に選択を求められます。
一般的には、人は1日で約70回の選択を迫られる、とされています。
この選択は大小様々。
あなたは正しい選択をする方法を知っていますか?
正しい選択はどのようにして決めればよいのか。
その方法を紹介します。
正しい選択を選ぶことができるか?
正しい選択をすれば、必ず幸せになる。
そう思うこと、ありませんか?
これは実は間違いです。
数学のテストのように、答えが一つと人生の選択肢は決まっているものと考えたりしていませんか?
人生においての選択はテストではありません。
決まった答えはありません。
就職活動を行い、希望通りの会社に内定。
これは正しい選択のように見えます。
しかし、実際は会社員の3割が3年以内に離職しているというデータがあります。
そして、幸せな結婚生活を送るべく結婚したカップル。
現実は、多くの人々が離婚を経験しています。
その時は正しい選択だと思うものの、結果的には不成功な結末を迎えるということが往々にしてあるもの。
人間だれしも、「正しい選択をしたい」と思っています。
また、成功している時には「正しい選択をしたのだ」とも思います。
その時は正しいと思っても、ゆくゆくは痛い目に会ったり、思わぬ不幸な結果を引き起こすことは十分にあり得ます。
それでは、正しい選択とはいったいなんなんでしょうか?
実は「正しい選択」というものは、その時点では存在しない物なのです。
人間の心理を左右する要因に「経験則」「先入観」というものが重要な位置を占めています。
これはヒューリスティックスと呼ばれ、自分が良いように事実を捉えてしまう思考です。
正しい選択を邪魔するヒューリスティックス
ヒューリスティックスは、正解を導く選択の邪魔をします。
これは主に心理学で使用される言葉ですが、判断結果に一定のバイアス(偏り)を発生させる原因となります。
細かい説明は省きますが、ヒューリスティックによってある一定の偏りの答えを選んでしまいます。
代表的なものだと、過去の経験から連想したものを答えに選んでしまうこと。
例えば、歯医者とコンビニの数はどちらが多いと思いますか?
多くの人は、「コンビニ!」と答えるのではないでしょうか。
しかし、実際には歯医者のほうが多い、ということがわかっています。
なぜこの問いを間違えてしまうのでしょうか?
これは「コンビニ」のほうがよく利用しており、コンビニが頭の中に浮かんできやすい、という理由からこのようなことが起こります。
人間の脳は想像のしやすさであったり、信じたい方を信じるという傾向にあります。
これはしょうがないことなのです。
というのも、人間の脳は省エネ活動をするために、より答えが出しやすい方を選んでしまうのです。
選択ごとに脳が全力を出していたら、脳がオーバーヒート状態になってしまいます。
これを避けるために、省エネ活動として答えの出しやすい方を選んでいる、と考えられています。
正しい選択は後悔しない選択をすること
それでは正しい選択は、どのようにすればよいのでしょう?
それは、「あなたが後悔しない選択」をすることです。
現時点で、なにが正解なのかは誰もわかりません。
そのため、より後悔しない選択をするのがベスト。
選んだだけであぐらをかいているだけではダメ。
自分で後悔しないように選んだ選択なので、その選択肢の先で必死にやれることをやる必要があります。
もちろん、「今日の夕飯はオムライスだ」などといった小さな選択は、自由にしてください(笑)。
しかし、人生の岐路に立つ選択をするときは、これを必ず心掛ける必要があります。
このブログを読んでいる人の多くは、勝ちトレーダーになることを志している人だと思います。
あなたが選んだ道なので、「今日はちょっと疲れたからな~」「明日やればいいか~」などと理由を付けて勉強に取り組まないのはダメですね。
休みは大切ですが、きちんとメリハリを持って物事を進めることが重要です。
なぜなら、それがあなたの選んだ道なのですから。
正しい選択だったと思うため全力を尽くそう
正しい選択をする方法を紹介してきました。
あなたが「正しい選択だった」と思うときは、死の間際かもしれません。
その時のために、あなたは後悔のないように必死に努力できていますか?