テクニカル分析
テクニカル分析とは...過去の値動きをチャートで表し、チャートを<テクニカル指標>と呼ばれる指標を用いて分析をし、今後の動向を予想するものです。
チャートの過去を確認することにより似たようなパターンがあれば将来も同じようなパターンになる可能性が高いと予測できます。
テクニカル指標を用いてチャートを見ることにより、過去のチャートから一定の法則性を見出すことができ、確率の高いトレードをすることが可能なため、多くのトレーダーが活用している分析手法です。
〇テクニカル分析のメリット
・値動きを視覚的に把握可能
・経済,景気などに関して知らなくても問題ない
・経験を積むほど予測精度を上げることが出来る
・勉強すれば身につく
〇テクニカル分析のデメリット
・予測通りに動くとは限らない
・過去と将来のチャートが必ずしも同じ動きをするとは限らない
・テクニカル指標は種類が多いので入れすぎ注意
テクニカル分析はチャートとテクニカル分析に関する知識があれば習得することが可能です。
チャートの分析をすることによりチャートの値動きや傾向(上昇しているのか,下降しているのかのトレンド)の把握を視覚的に行うことが出来ます。
ただ、テクニカル分析をする際には経済指標などによる突発的な事象には対応が難しいです。そのため、トレードをするときにはその日の何時に重要な経済指標があるのかを確認してトレードに臨むことをオススメします。
私はyahooファイナンスで経済指標を確認しています。
⇒https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/
相場の動向がどうなるか分からない時は取引をしないということが負けない上で大切なことです。
裁量でトレードをする際、初心者が陥りがちなことでテクニカル指標を沢山チャートに入れてしまいどこを見ていいか分からなくなるということです。
チャートに沢山テクニカル指標を導入すると見た目は格好良くなりますが確認することが多く、トレードする際の条件もかなり限られてくると思います。
シンプルなチャートでも勝率を高めることは可能です。まずは1つ1つのテクニカル指標について理解することから始めると取り組みやすいと思います。
別記事にてテクニカル指標について書いているのでこちらもご確認ください。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは...金融政策や経済状況、経済指標を基に分析を行うこと。
fundamentalsは『基本の、基礎の、根源の、根本的な』といった意味を持っています。このことから、ファンダメンタルズ分析は<経済の基本的条件>と訳されています。
どのようなことがこの経済の基本的条件に該当するかの例を挙げると...
・経済成長率
・物価上昇率
・財政支出
などです。
また、
【各国中央銀行当局者】日銀総裁(副総裁)・FRB(米連邦準備制度理事会)議長/理事会・ECB(欧州中央銀行)総裁理事
【経済閣僚】財務大臣・財務長官
【財務官】日本の財務省では円買い、円売り介入実施の権限のある財務官僚NO2のポジション
といった"経済に影響を与える可能性のある要人"の発言もファンダメンタルズとして活用されます。
テクニカル分析も、ファンダメンタルズ分析も日々発信される要人の発言には注意が必要となってきます。
〇ファンダメンタルズ分析のメリット
・経済指標に対し準備ができる
・中長期的な展望が予測できる
・リスクを回避できる
・短期的な株価の変動に翻弄されることが少ない
〇ファンダメンタルズ分析のデメリット
・短期的なトレードの分析には向かない
・相場に影響のない場合もある
・情報が多く、分析に時間がかかる
ファンダメンタルズ分析は株でもよく用いられる分析手法ですが短期的なトレードであるバイナリーやFX(デイトレード)ではファンダメンタルズ分析は向かないと思われます。
また、FXでのファンダメンタルズ分析は株とは少し異なり、ある一国の経済状況だけを分析するのではなく、【相対的な通貨価値の変動】をみることが重要とされています。
FXやバイナリーは必ず二国間における通貨のペアで取引をするため相対的な価値の変動を分析することが重要になっています。
日本の経済状況が良くてこれからさらに成長しそうという分析をしたとしても必ず円が買われるとは限りません。
金融緩和、通貨ペアの国の方が成長したことにより相対的に相手国の通貨が買われるなど様々な要因があります。
世界中の通貨価値のバランスをみることが重要になってきます。
ファンダメンタルズ分析についてはこちらの記事も読んでみて下さい
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製作:Cafa