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フィボナッチリトレースメントの正しい引き方で押し目戻り目を狙う!

フィボナッチリトレースメント,引き方

数学が好きな人は、「フィボナッチ数列」を知っているかもしれません。
この名前を冠したテクニカル分析があります。

今回はその中でも、特によくつかわれる「フィボナッチリトレースメント」を紹介します。

フィボナッチリトレースメントの前に

まずフィボナッチリトレースメントの前に、そもそもフィボナッチとはなにかを説明します。
テクニカル分析で使うフィボナッチリトレースメントは「フィボナッチ比率」に基づいて使われます。

フィボナッチ比率は自然界や芸術作品でも見ることができます。
例えば自然界だとひまわりの種の列数であったり、松ぼっくりの鱗(うろこ)模様の列数。

人間が造ったものだと、ピラミッド、サクラダ・ファミリア、そして絵画のモナリザなどにも取り入れられています。

フィボナッチ比率は多数の人が見て美しいと思うバランスを表現しています。
そのために、建造物や絵画などにも使われていると言われています。

そもそもフィボナッチとは12世紀に活躍したイタリアの数学者であるレオナルド=フィボナッチの名前に由来しています。
次のような数列をフィボナッチと呼びます。

1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89・・・

こちらの数列は永遠と繰り返されます。
チャート分析ではフィボナッチ比率というものを使用しますが、これは次のようなことを表しています。

・ある数字を1つ後の数字で割ると0.618となる
・ある数字を2つ後の数字で割ると0.382となる
・ある数字を3つ後の数字で割ると0.236となる

この0.236、0.382、0.618を使用したチャート分析の一つがフィボナッチリトレースメントとなります。

フィボナッチリトレースメントの引き方

まずはMT4でフィボナッチリトレースメントの表示方法、次にMT4でのフィボナッチリトレースメントの引き方を解説していきます。

表示方法

フィボナッチリトレースメント,引き方

フィボナッチリトレースメントをMT4で表示する方法です。
といっても、こちらの画像のとおりです。
「挿入」メニューから「フィボナッチ」を選択し、「フィボナッチリトレースメント」を選択すれば表示されます。

引き方

フィボナッチリトレースメント引き方を説明していきます。
まず、下落トレンドだった場合は、高値と安値を見つけ、高値から安値に向かってフィボナッチリトレースメントを引きます。

フィボナッチリトレースメント,引き方

水色の矢印部分が高値と安値になります。
これで終了です。

意外と簡単だと思いませんでしたか?
そうなのです。

高値・安値さえ見つけることができれば、フィボナッチリトレースメントを引くことができます。
上昇トレンドだった場合は、安値から高値にフィボナッチリトレースメントを引きます。

このフィボナッチリトレースメントを引くと、右側に小さく数字が描かれた線が出現します。
これが、フィボナッチ数列の数字となります。

この数字が重要なポイントになります。

意識される数字

トレードで意識される数字は、「23.6%」「38.2%」「50.0%」「61.8%」「76.4%」です。
そのために、この数字の部分で線が引かれています。

これがどのように意識されるかというと、レジスタンスラインやサポートラインとなります。
例えば、こちらの水色の四角部分。

フィボナッチリトレースメント,引き方

ここを割ったあと、上に行くことなく跳ね返されてます。
そして、今現在も上に行けずに留まっているように見えます。

フィボナッチリトレースメントの正しい引き方をマスターしよう

フィボナッチリトレースメント引き方を説明してきました。
一つ、疑問に思うことがあるかもしれません。

それは「髭で引くのか?実体で引くのか?」ということです。
これには決まったルールはありません。

多くの人が髭で引いていれば髭で機能します。
反対に実体で引いている人が多くいれば、実体が機能することもあります。

自分なりに引いてみて、ルールを作ってみてください。

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